専属執事「麗央」からの癒し

悩めるお嬢様へ執事の麗央がお手紙を届けます

カレー沢薫先生に宛てた手紙

お嬢様が、カレー沢薫先生の本を読んでいたく共感されたとのことでお手紙を預かっております。

以下がその手紙の内容です。

 

*****************************

拝啓 カレー沢先生

 

はじめまして。

先生の「なおりはしないがましになる」という漫画を読みました。

あまりに自分とシンクロする部分が多く、頷きすぎて首を痛めそうになったほどです。

 

カレー沢先生とぜひお会いしたい!と思いましたが、当然私などが面識を持てるわけもありません。

なので、インターネット上のお手紙という形で一方的に先生に向けてお手紙を書くことにいたしました。お許しください。

 

細かくは省きますが、私が抱えている症状も発達障害的なものが多く、おそらくカレー沢先生がお持ちの悩みと近いものがあると思います。

先生はとてもユーモアセンスがおありなので、つい笑って流してしまいそうになりましたが、お薬と共存されている様子がチラリと見えたところに激しく気持ちが昂ってしまいました。しかもそれが鎮痛剤であることにも「ああ!同じなのでは〜」と思ってしまった次第です。

 

私は長年「○ーシン・ピュア」を愛用(?)しており、時と共に風邪薬も手放せない状態になっております。病院へ行くほどでもないのですが、常に微熱があるような、喉が痛いような、頭が痛いような……とにかく体が不愉快なので、お薬でシャキッとさせたくなってしまうのです。

 

確実に依存だと思います。

ですが、これがないとお仕事もままならないし、人間関係もままならないのです。

(もちろん私も対人恐怖がありますので、部屋に引きこもって妄想の世界を書くことを仕事にしています。先生と同じく”消去法”でたどり着いた仕事です)

 

さて。最近、「痛み」と「心」の状態がとてもシンクロ率が高いと気付きました。

痛みがある時は焦燥感、苛立ち、怒り、悲しみ、などのネガティブな感情が吹き出しやすく、痛みがない時は不思議なほど穏やかで安定しています。

そしてその「痛み」は、お医者様が見てもどこが悪いか特定できない類の痛みだというのが特徴的です。

 

そんな私がもっとも恐れているのが月に一度やってくるアイツです。

生理前後の私は、そりゃーもう狂気に近い状態になるので、家族が大迷惑なのです。

以前は生理前だけだったのに、ここ数年は生理後半にもメンタルが乱れまくるので本当に困っています。

これは私個人の症状なので、先生にはないものかもしれませんね。

 

私は自分を襲うこの「痛み」は、おそらくこれまでに積もり積もった「トラウマ」が原因だと思っています。

先生は「発達性トラウマ」をご存知ですか?

記憶にも残っていない幼少期からの、体だけが記憶している無数のトラウマ。それが原因不明の体の不具合を引き起こしていると言われているのです。

 

まだあまり知られてない世界ですが、優れたセラピストさんは予約が取れないほどに人気があったりするんですよ。

もし先生とお話しする機会があったら、このことをお伝えしたいなあと思ったりしますが余計なお世話かもしれませんね。(汗)

とにかく、私も先生とかなり似たような生きづらさを抱えている人間の一人です。

そのことだけ今回お伝えしたかった。

 

また勝手にお手紙を書くかもしれませんが、一人でブログを綴るというのが苦手なので、こういう形で表現することをお許しください。

 

*****************************

 

以上がお嬢様からの手紙でございました。

まだまだ生きづらさについてはお伝えしたいことが山ほどあるようですので、おそらく次のお手紙を勝手にお書きになるのではと思っております。

私は見守ることしかできない立場ですが、なんとか生き延びようとするお嬢様の生き様はしっかり見届けたいと思っている次第です。

 

それではまた。